みらいの家計に役立つコラム

老後の家計が心配なあなたに! お金のプロが教える賢い備え方

老後の家計が心配なあなたに! お金のプロが教える賢い備え方

老後は心配だけど"今"のことで頭がいっぱいで後回しにしてしまっているという方、多いのではないでしょうか。でも実は早め早めに老後を見据えて準備していくことが、老後の家計にはとっても大事なんです。どう準備すればいいのか、コツはあるのか、そんな気になる疑問をお金のプロであるファイナンシャルプランナーの氏家祥美さんに聞いてきました!


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みらいの家計を5分でシミュレーション

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まずは老後資金がどれくらい必要か計算しよう!

iction!みらい家計シミュレーション編集部: 老後資金はよく「2人で3000万円」と言われていますが、本当にそれぐらいなのでしょうか?

氏家さん: 確かに全国平均ではそう言われていますが、あくまで全国平均です。例えば毎月必要な生活費は約32万円で計算されていますが、都心部で外食やレジャーを楽しみたいならもっとかかります。

年金や退職金もあるのでなんとかなるかと漠然と思っていました。

もちろんそういう人もいますが、シミュレーションすると、意外と足りないことが多いのも事実です。年をとれば病気になりやすく、治療費や入院費がかさむかもしれません。介護が必要になって老人介護施設などに入所するとさらに費用が必要になります。

今は住宅ローンや学費の積み立てがあるし、老後のことまで考えられないのですが…。

ではまず、一番下のお子さんが大学を卒業する年にご夫婦は何歳になるのかを計算してみましょう。そこからお金を貯めるのは大変だなと思いませんか?

確かに! あまり働けないかもしれません。

ひと昔前なら、子どもが自立したとき親はまだ50代そこそこで、10年位働いて老後に備えることができました。ところが出産年齢があがっている現代では、子どもの教育費のピークと同時に自分も退職年齢を迎え、さらに親の介護まで始まるケースもあるんですよ。

そう考えると今から老後について考えておく必要がありますね。

そうですね。独身の方や子どものいないご夫婦は40代になれば、老後のお金について真剣に考え始める人が多いと思います。ところが子育てファミリーは目の前のことだけで精一杯で、老後のことまで頭が回らないケースが多いですね。子育て中でも「住宅資金」「教育資金」「老後資金」の3つは同じスタートラインで並行して貯め始めないと間に合いません。

3つ一緒となると、あれもこれもと欲張るのは無理かも。

3つの要素はつながりをもって総合的に考えるといいですよ。「教育にお金をかけたいから、マイホームの予算を減らそう」「老後は田舎に転居したいので、現役時代は賃貸住宅に住もう」など、どれにいくらかけるかのバランスを考えましょう。

なるほど~。バランスが大事なんですね。

だからこそ早いうちから考えることが欠かせないんです!

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老後資金を増やす秘訣はズバリ「ちりつも」!

実際どうやってお金を貯めるのが近道なのでしょうか?

お金を増やす方法は3つしかないと言われています。1つめは働くこと、2つめは無駄を見直して節約すること、3つめは運用することです。このなかで1つめの働いて増やすことが一番確実だと思います。

そうかもしれませんね。もし今働いていないなら、早めに働くことを考えてみるのもアリですね。

そうですね。例えば月6万円を節約するのは大変だし苦痛ですが、今働いていない人が月6万円稼ぐことは現実的に可能ではないでしょうか?そこから月3万円貯めたとしても、1年間で36万円貯められます。まさに「塵も積れば山となる」のです。私が働くことをためらう相談者の方に必ずお伝えするのは、「今が一番若い!」ということ。働き始めるのが早ければ早いほど多く貯められますよ。

iction!みらい家計シミュレーションでは働くシミュレーションもできます

貯め方のコツはありますか?

毎月一定額のかけ金を拠出し、運用方法を自分で選ぶ「確定拠出型年金」、現役時代に保険料を払い込むと引退後に年金が受け取れる「個人年金保険」など、いろいろな方法があります。私は投資もひとつの方法だと思います。老後資金は20~30年という長期にわたって運用できるのが大きな強みです。多少損が出ても、時間の経過によってリカバリーでき、最終的には大きなリターンを得られる可能性があります。投資するなら余剰資金が必要で、資金は多ければ多いほどリターンも多くなります。資金を準備するためにもやはり働くのが近道です。

将来設計は「働き方」もセットで考えよう!

将来や老後について、一人であれこれ考えてしまい、不安になることがたまにあります。

そういう人は多いですよ。一人で考えず、パートナーや家族を交えて話し合うことをおすすめします。まずはシミュレーションし、結果を家族でシェアしてみてはいかがですか?

話し合いを上手に進めるポイントはありますか?

今後のマネープランを話し合うときは、「住宅資金」「教育資金」「老後資金」に加え、「働き方」も必ずセットで考えるのがおすすめです。例えば「妻が月〇円稼げば、住宅ローンを△歳で完済できる」など、具体的な金額がわかれば、行動に移しやすいですよね。話し合いのプロセスで、考え方の違いをたくさん発見すると思います。でも必ず解決策や着地点は見つかります。とことん話し合い、足並みをそろえていきましょう。

仕事を辞めてブランクが長くても、復職できるでしょうか?

日本人女性の平均寿命は87歳です。長い人生なので母として生きる以外にも何か生きがいのようなものを仕事で見つけられるといいですよね。できない言い訳を重ねるより、できることを一つでも探して、ぜひやりがいを感じられる仕事を見つけてほしいです。お金だけでなく、責任感、世の中の変化へのアンテナ、魅力的な人との出会いなど、たくさんのものが手に入ると思いますよ。

今働いている人は、できればやめずに続けたほうがメリットは大きいですよね。

正社員として20年以上働き、厚生年金を積み立てれば、退職金も年金もまとまった金額を受け取れます。働き続けるほど老後資金に余裕が出てきます。子育て期間中は、仕事と育児の両立に悩むこともあるかもしれませんが、長い目で見れば恩恵は大きいです。働き続けるとどうなるのかシミュレーションしてそこを実感できれば、大変な時期を乗り越えるモチベーションにつながると思います。

ファイナンシャルプランナー
氏家祥美さんからの
アドバイス

「いつ、どれくらいお金がかかるか」、「退職時点でどれくらい貯蓄があるのか」、「働き続けると家計はどうなるのか」など早いうちに家計をシミュレーションすることがやはり大切ですね。「iction!みらい家計シミュレーション」ならそれらが一目でわかります。結果は家族と共有もできるので、家族で長期的なマネープランを考えるきっかけにもなりそう。ぜひシミュレーションしてみましょう。

iction! みらい家計シミュレーションはこちら

2017年5月31日更新

お話を伺った方

氏家祥美さん

ファイナンシャルプランナー

女性のためのお金と仕事の相談室「ハートマネー」代表。女性活躍応援FPとして、働き方や夫婦・親子関係も含めたマネーアドバイスが好評。お金・仕事・時間のバランスのとれた幸福度の高い家計を追及する。自身も2児の母。

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